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真下慶治記念美術館そば、「大淀ビューポイント」と呼ばれている場所から。
山形県の母なる川が、「く」の字に折れている。
全長230キロともいわれる壮大な水の旅の
ちょうどまんなかのヘソのあたりであることだろう。
舟運の三難所といわれた碁点・三ヶ瀬、隼という地点は
いずれもここからそう遠くない場所。
蛇行による水の流れの変化が大きいのかもしれない。
雨のあとの水面は茶色に濁り、
晴れた日には空の色を映す。
ここから見る最上川の雄大な流れは時間も忘れるほどに
見飽きることがないけれど、
たとえどれほどの時間を眺めたとしても
この川を渡っていった人間やモノや想いやといったものの歴史からすれば
チリにもならないほどの一瞬でしかないことだろう。

2015.1.9 Mikio Soramame