dongara
荒れる日本海の冬のごちそうは鱈(たら)。
富山が鰤(ぶり)三昧であるように、山形県庄内地方の冬は鱈三昧。
そして最強の鱈料理が「寒鱈汁(かんだらじる)」です。

庄内地方では魚のあら汁のこと「どんがら汁」と言います。
胴(どう)も殻(から)もとにかく入れてしまうから、というのがその語源。
寒鱈汁は、鱈のどんがら汁、ということになります。
鮭のどんがら汁もあることはあるのですが、
どんがら汁と言えば寒鱈汁、というくらいの代表格なのです。

寒鱈汁にコクと旨味をもたらすのは、アラと肝と白子。
だから、白子が完熟する真冬の1月から2月、それが寒鱈汁の旬です。
1月中は、鶴岡や酒田で寒鱈祭りなるものが毎週のように開催され
町中、港中がにぎわいます。
2月になると祭りもなくなるので、市場の価格も安くなり、
お手頃価格で入手できるので、自分で作るにはいい季節となります。

冬の山形の最強の郷土料理。
ぜひご賞味くださいませ。

2015.1.20  Mikio Soramame