sokoji

總光寺は、十四世紀後半創建の禅宗寺院で、庄内松山藩酒井家の城下町であった松山町の東山麓にある。庭園は江戸時代に流布した築山泉水庭の作庭法に基づいており、寺の歴史の変遷から推定すれば、江戸時代後期の作庭と考えられる。
 本堂、庫裏書院から鑑賞する庭であり、自然の景観を構成する山、渓、海などの要素を築山、滝、流れ、池などに代えて立体的に表現したもので優れた庭景を成している。借景として山間に「中の薬師堂」、山頂に「峰の薬師堂」を置き、拝石より遥拝する形をとっている。
 鳥海山、月山、最上川、庄内平野、日本海の恵まれた景勝地にあり、自然との調和を特色とする日本庭園の好例として価値が高く貴重なものである。

(總光寺の門前に掲げられた説明文より引用)

2015.2.8 Mikio Soramame