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山桜の樹皮でできた樺細工の茶筒。
そういえば私の実家にもあったと、古い記憶を甦らせました。
伝統の技に興味のカケラもなかった幼い私は、ただその茶筒の表情があまりに異様なことにいつも不思議な印象を抱いていたようです。今にして思えば、木の樹皮がそのまま商品の顔になっているということの大胆な仕業に、違和感を感じていたのではないかという気がします。

秋田県角館の藤木伝四郎商店さんのショールーム。
樺細工のある暮らしがかっこよく素敵なものに感じられてくる、切れ味のあるディスプレイです。
伝四郎さんは江戸時代に始まる樺細工の老舗でありつつ、時代の先端をゆくパイオニアでもあります。
一地方の伝統工芸の美を世界に問いかけ高い評価を獲得していくその姿にとても勇気づけられます。日本の田舎がこれからなにを目指すべきか教えてくれている、そんなふうに思います。

WebマガジンColocal(コロカル)「特集・木のある暮らし」に、取材記事を書きました。
ぜひ、読んでみてください。
角館伝四郎 山桜の樹皮に宿る美を世界に問う


2015.5.7 Mikio Soramame