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垂水遺跡(たるみずいせき)


ほの暗いここ垂水霊域には、大正時代頃まで山伏の居住修行の姿があった。一説によると、目の前の窟は山寺を開山(860年)した慈覚大師円仁の修行宿跡とされる。

巨大な岸壁の一面の蜂の巣状の穴、洞には古峯(こぶはら)神社、稲荷神社が祀られている。また、巨大な岩の割れ目から水が滴り、中ほどの暗がりに不動明王が拝される。左手の岩肌には、千手観音様が線刻されていたと伝えられる。

自然の妙と尊崇する神仏を拝した先祖の心が伝わってくる。


山寺の登山口をのぼらずに通り過ぎて、その奥にある〈千手観音堂〉への道をゆく。駐車場はないけれど、車を2台置くくらいのスペースはあるから、そこに置いて、千手観音堂へ向かう。するといきなりむき出しの仙山線の線路が現れるのでそこを歩いて渡り、階段をのぼる。千手観音堂でお参りして、〈垂水霊境〉へと向かう。
道ならぬ道というか、先人達の足が踏み固めてくれた自然の道をゆく。おおよそ400メートル、誰も歩かない静かな山道をゆく。
やがて、眼前に岩場が見えてくる。それが、垂水霊境だ。蜂の浦、とも呼ばれているらしく、岩に小さな穴がいっぱいにあいていてまさに蜂の巣のような状態だ。そこに石塔が建てられていたり、稲荷神社の鳥居がある。〈霊境〉という言葉のとおり、神様のちからが秘められていそうな神秘的な場所だ。